経理パートナーズコラム

最近、30代の男性をある派遣先に就業することになりました。
その方は以前、「糸井重里事務所」という会社で就業していたそうで、 「一体、この会社は何で収益を上げているのですか？」と質問したところ、

「この手帳です」といって、「ほぼ日手帳」なるものを見せてくれました。 この手帳は、1日1ページ。スケジュールだけではなく、その日のあったことを書いたり、見た映画の半券などを貼ったりして、好きに使おうよ。 人生は効率ばかりを求めるのではなく、遊び心も大切だよという糸井さんの思いがこめられたものであり、熱烈なファンがいるとの事でした。

そもそも経理というのは特に効率化が求められる仕事であり、私自身も子育てをしながら、仕事をしているので、常日頃からいかに効率よく物事をこなすかという事を考えざるを得ない状況なのですが、ある意味、この「遊び心」というのはちょっと衝撃でした。

そんな中、このコラムを書くためにインターネットで「ほぼ日刊イトイ新聞」をみたところ、
「優位にあることを仕事にして、劣位にあることは避ける。これは、現代のビジネスの原則でもありますが、それを徹底していくと「つまらなくなる」んじゃないか？だから、「じぶんにしかできない強み」と、「誰でもできるようなこと」をミックスされるほうが、これからの仕事のやり方になるんじゃないか？」（5/1ほぼ日刊イトイ新聞より） との事。これまたちょっと衝撃。

「糸井重里事務所」では手帳の販売以外にも、お金にならないような事業もたくさんあるそうですが、
総体的にはきちんと収益をあげている会社との事。
う～ん。口だけではなく、きちんと実績もあげているとは・・・・
私のような凡人が糸井さんのような域に達するには100年位かかりそうだと実感しました。