経理パートナーズコラム

先日、求職者Ａさんの経理スタッフ採用面接に同席してきました。
３０分ほどの面接は可も無く不可も無くこなせたのですが、 少し決め手に欠ける印象を拭えない内容でした。 その日の夕方、早速求人企業の代表者より電話があり私に合否結果が伝えられました。

他の人材会社からのエントリー者を合わせると合計で６名の方と面接したとの事で、 最終的にＡさん含め２名の人材に絞られたそうです。 もう一人（他の人材会社からエントリー者）の方は日商簿記１級にも合格されている方らしく、経理スキルや職務経歴もバランスが良く、採用する側としては及第点に達している方でした。

ところが実際に採用されたのは弊社からエントリーのＡさんでした！！ （もう一人の方をすごく褒めていたのに何でだろう・・・？）と思っていると。 Ａさんを選んだ理由を教えていただきました。 それは面接を終えて帰る際にＡさんが出されたお茶（本人の分と私の分）を片付けやすいところまで運んだのを代表が見ていてＡさんのきっちりとした人柄を確信した事によるらしいのです！ それを聞いた時、Ａさんを採用していただいた喜びと同時に面接というのは一筋縄にはいかないものだなあと、改めて痛感いたしました。

後日、私はその企業を訪問し、帰る時に出されたお茶を片付けやすい所まで運んだのですが、 すかさず代表が一言おっしゃいました。 「君はいいんだよー」（笑）。