経理パートナーズコラム

最近、経理の人材派遣のご依頼をいただいた会社様でよく耳にするのが、売掛金管理の中でも一般顧客からの入金方法の多様化です。

私自身、日常的にネット通販を利用していますが、支払いはクレジット、コンビニ払い、銀行振り込み、代引きなど様々な方法が選べます。
顧客にとって、色々な支払方法を選べるのは便利で良い事だと思うのですが、売っている方からみれば、入金方法が多様化すればするほど、手間がかかることになります。
クレジット入金はクレジット会社によっても締日・支払日が異なりますし、代引きで配達しても、注文者が不在なので、結局、返品になってしまったり、銀行振り込みでも、気が変わって振込がされなかったり、注文者と振込人の名義が違っていて、照合ができなかったり・・・
一件一件の金額はそれ程、大きくないのに、件数は多いという経理泣かせの事態が起こります。
また常連顧客にはポイントを付与して割引という事になると、益々、経理処理は複雑になります。

B to B（企業対企業）、B to C（企業対個人）という言葉をよく聞きますが、今までB to Bしかやっていなかった会社が、ホームページ上で一般顧客（C）向けに、ネット販売等を始めると、様々なケースが起こり、どうやって経理処理したらよいのか、途方にくれるようです。

顧客の利便性を追求すればするほど、会社としては手間がかかるという現実。 会社としてはそれに対応していかないと生き残っていけないのだと思いますが、なかなか大変な世の中ですね。