経理パートナーズコラム

弊社では今年の4月位から急に財団法人からの派遣・紹介依頼が増えてきました。 各法人様に伺ってお話を聞くと、それぞれが今、新しい方向に進みだそうとしているのが分かります。

公益法人制度改革により従来の社団法人・財団法人は平成25年11月30日まで公益社団法人・財団法人か、一般社団法人・財団法人を選択しなければなりません。
実際には3月決算の法人であれば、平成25年3月31日で終わる決算期、つまり平成24年4月1日から始まる期において、公益か一般のどちらかを選択するのが望ましいという事になります。

中には今期の平成23年4月1日から既に対応している法人もありますが、殆どは現在、検討中、もしくは公益認定を受けるために申請中というところのようです。 税制上では公益の方が優遇されるのですが、その分、縛りも多く、中にはあえて一般を選択し、今後はいろいろな事業を立ち上げていきたいと意欲的に語られる法人様もあります。

公益法人は今まで税制上の優遇、行政の委託、補助金、天下りの面等からいろいろ批判を受け、事業仕分けの対象になった法人も多いとかと思います。 ただ実際には行政や民間では対応できない社会のニーズに応えるために、高い意識を持って業務に取り組んでいらっしゃる職員の方達も多くいます。

是非、この公益法人改革を機に公益法人がよりよい方向に進み、私もよき人材を派遣・紹介できるよう、努力していきたいと思います。