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2024/04/10 UPDATE

経理パートナーズコラム

人工知能と職業の雑感(H29.4.6)

作者:尾島

◆ある思い込み
私自身は本来体を動かすのが好きでアウトドア派なのだが、どういうわけか趣味の一つに囲碁がある。もっともルールを覚えて30年以上たつが腕前の方はお恥ずかしい限りである。

そんな私ですが囲碁に関して非常に強い思い込みがあり、
「自分が生きている間にコンピュータが人間より強くなることは断じてない!」というものがあります。

そもそも囲碁で考えられる一手一手や局面はその他の完全情報ゲーム(オセロ、チェス、将棋)よりも膨大で、実際に数で表すと361×360×359×358×357・・・・・という掛け算を1になるまで繰り返すのと同じだけの局面が生じる計算となり(昔習った階乗とかいうやつ)、たったの4手目で何と167億通りもの可能性があるというのだから驚きである。そして最終的に考えられる局面は今の人間が知り得る全宇宙空間内の物質を構成する原子の数よりも多いらし!(私などはお茶碗の米粒の数だってすごいと思ってしまいます)そんな膨大な可能性を一つ一つしらみ潰しに計算するとなると、いくらコンピュータサイエンスが進歩したところで到底無理で話にならないだろうと・・・。

ところが昨年とうとうAIが世界トップクラスのプロ棋士に勝ってしまったのである。
大方の予想では圧倒的に人間が有利といわれていただけに私も相当なショックを受けました。

◆人工知能の急速な発達
ちょうど数日前、職場内で人工知能の発達と消える仕事に関して少し話題になったので今回このようなテーマを書こうと思いついたのですが、過去にコンピュータは人間から多くの仕事を奪ってきたという事実があります。ただしこれまでの「奪われる時」のスピードは比較的緩やかであった印象です。
しかしこれからはあっという間にその波が訪れるようで何だか不安な気持ちもあります。人間には到底かなわない記憶力とデータ検索能力があったり、実際詳しくは知らないのですが最近のAIは自ら様々な学習をしたりするようで驚きである!
しかもその学習スピードは今や人間の領域のものではないらしい(悲)。

◆何を勉強してどこを目指せばいいいのか?
ある年齢以上の人にとってはもはや「なるようにしかならない」と思うのですが、
私が痛切に感じるのは今の小さな子供たちはいったい何を勉強して何を目指せばいいのか?という事である(今回はここが本題!)。
恐らくどんな職業も完全に「無くなる」という事は無いまでも劇的な変化は向こう10~20年くらいの間には起きるでしょう。 また今後「残る」といわれている職業ですら多分「何年間くらいは残る」という次元の話だと思います。

私が1990年代半ばに受けたある社員研修で講師の方が今後生き残る業界を3つあげていたことを昨日のことのように思い出します。
1、超ハイテク産業(ハイテクという言葉に時代を感じる)
2、医療関連
3、癒し娯楽産業
今から20年以上前の予想でしたがそれほどズレていないような感じもいたします。

私は子どもの頃から「考えても仕方のないことを考える」という悪癖を持っており、
あれこれ考えても無意味なことだとわかりつつも、私の素直な印象としては何だか大変な時代になりそうでとても怖いです。
ただ、そんなことを言っていること自体が年を取った証で、明治時代にいたという「ちょんまげを切らない男」とそう大差はないかもしれません。
私の憂いなど全く的外れで多分小さな子供たちは未来に対して不安などは無く「ワクワク感」しかないのでしょうから(笑)

とりとめのない内容で失礼いたしました。

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