経理パートナーズコラム
求められる仕事に自分を合せる(H29.8.4)
現在、5名程度の小規模の事務所に週3で50代の女性を派遣しているのですが、派遣先からは、経理のスキルだけでなく、人柄も非常によく、他の従業員ともうまくやってくれているとの高評価をいただいています。
先日の契約更新の際に、その方と昼食を取りながら、お話をする機会があったのですが、その方が「求められる仕事に自分を合せるのもスキルのひとつ」と言っていたことが非常に印象に残りました。
そもそも弊社に経理派遣をご依頼される企業様には、元々「決算ができる人」とか「勘定奉行の経験者」等、人材に関して様々な要望があります。私たち営業担当者は、その要望を満たすスタッフを人選して、依頼先に紹介するのですが、中には元々の要望にはぴったりあっているのに、就業してみたら、うまくいかないケースや、逆にやや要望には足りなかったのに、就業してみたら、どんどんスキルアップしていって、会社に無くてはならない存在になったというケースがあります。
私たちが最初に人選をする際は、どうしても依頼先からの要望である「●●ができるのか?」というところに、注力してしまいますが、もう一つ、重要なのは、その方が「会社が求める仕事に自分を合せられる(いわゆる適応力というのでしょうか?)のか?」というところになるかと思います。
世の中には、その人に仕事がついてくるという場合もありますが、大抵の場合(特に派遣)は、まず仕事があって、そこに人をあてがう訳ですから、当然、その仕事に適応する能力というのが求められます。
ただこの適応能力があるかどうかというのは、それこそやってみないと分からないので、私たちが人選の段階でなかなか判断できないところがあるのですが、スタッフの方には就業したら「こんな仕事、自分には合わない」と思うよりは、まずは会社が自分に何を求めているかを見極め、そして「求められる仕事に自分を合せる」ように努力していただくことが、うまくいく秘訣のような気がします。
求められる仕事がこなせるようになれば、派遣先との信頼関係もでき、そこから仕事内容も発展し、最終的には自分のやり易いように持っていけます。
就業が決まった方には是非、そういう意識をもって、頑張っていただければと思います。