経理パートナーズコラム

昨年2月頃から始まったコロナ感染は、今や世界中、日本中の全ての人に影響を与えていますが、経理専門の人材派遣会社の一営業担当者から見た、昨年の状況を振り返ってみようと思います。

2020年5～6月
緊急事態宣言が発令され、比較的大手の派遣先から 「現在、契約期間中の派遣スタッフを休業させたい」「派遣スタッフに在宅勤務させたい」という問い合わせが来るようになる。

2020年7～9月
弊社の派遣スタッフだけではなく、全体的な派遣市場の話になるが、 派遣で就業している人の契約期間が6月末～8月末の間に一旦終了し、通常であればその後も契約更新するはずだったのが、 コロナの影響で、現派遣期間で終了というケースが相次いだようで、急に派遣市場に求職者が増える。 その一方、企業側からの派遣の依頼は少なくなり、仕事案件数＜求職者数を肌で感じるようになる。

2020年9月～12月
企業側からの人材の依頼は来ることは来るが、その理由の殆どが「欠員募集」（増員したいというのは殆ど無）。 「一人で経理をやっている人がこの度、辞めるので、至急、後任を探して欲しい」というケースが殆ど。 一方、求職者からは、通勤のリスクから「家から近い所」「在宅勤務ができる所」という要望が多くなる。 ただ実際問題、仕事の案件自体が減っているので、それ程、仕事を選べる状況ではないのと、 在宅勤務は、今まで就業している派遣スタッフならともかく、新しい派遣スタッフにとっては、かなりハードルが高いと感じる。 （引継ぎをリモートでやるのはなかなか大変。また経理は紙の資料も多く、在宅業務をするためには、社内に届いた紙の書類を誰かPDF化する必要あり）

2021年はどういう状況になるか、全く予想もできませんが、1日も早いコロナの終息を願ってやみません。