経理パートナーズコラム
一期一会、涙の意味(R3.11.26)
今月のコラムを書かせていただきます。
3回目になりますが、宜しくお願い致します。
これから年末調整や賞与の時期になり担当者はいろいろとお忙しいかと思っています。
また、今年度も残り1カ月ですので、総括と来年どうするのかなど色々と
考えていることと思っています。
ただ、私の関心事にはなりますが、
年度末に行われる「高校サッカー」に興味を持っています。
理由は2つ…
1.「第100回」の記念大会であること
2.青森山田高校の背番号10番「松木玖生」が出る最後の大会であること
です。
松木玖生選手…
第98回大会準決勝の帝京長岡高校戦では、後半開始早々に2点目を取りました。
ですが、終了間際で足を吊ってしまい交代を告げられてベンチに戻ったときに
流した涙が忘れられません。
「試合に最後まで出たかったのだろうなぁ」
という意味の涙だろうと思っていました。
ですが、松木選手は
「自分が弱かったから泣いた」
と答えて、肉体改造に取り組んだそうです。
そして、そんな松木選手に青森山田高校の黒田剛監督が2年生であるにも関わらず、
「10番」の背番号を用意しました。
その時黒田監督は、
「(松木選手は)心技体すべてを兼ね備えている。特に「心」の部分が素晴らしいから」
と言ってました。
私は松木選手も黒田監督も両方とも素晴らしい人であると同時に
出会いの大切さも感じています。
指導者たるものは選手の適性を見極めないといけないし、
選手はその指導者の期待に答えなければなりません。
人と人の出会いがあってともに成長しあうことで相乗効果が生まれてきます。
また、松木選手には高校選手権では1年時、2年時ではともに準優勝で終わってしまっているので
今年は並々ならぬ思いで大会に臨んでくると思っています。
優勝するためには
ここ2年準決勝で涙を流している「帝京長岡高校」
去年の準決勝で青森山田高校に5失点して悔しい思いをしている「矢板中央高校」
第98回の決勝で青森山田高校を破り、2年ぶりに出場する「静岡学園高校」
などもでているので簡単ではないかと思っています。
ですが、松木選手にとっては最後の大会なので悔いなくプレーして、優勝に貢献する働きをして
黒田監督を男にするような活躍をして欲しいというワクワクした期待をしています。
最後に余談ですが、「涙」については疑問に思うことがあります。
現在大リーグで活躍している前田健太選手も巨人戦で滅多打ちに会い悔し涙を流したことがあります。
ですが、その時サンデーモーニングの張本勲には「喝」という評価で、
「みっともない」
「試合が終わってもいないのに泣いていてはチームの士気が下がる」
などとこっぴどい批判にさらされました。
その当時の前田選手は登板する試合前に巨人ベンチに挨拶に行ったり、
ヘコヘコした姿に対する批判がありました。
同じ涙なのに松木選手は評価されて、前田選手の場合は批判される。
その違いが一体何なのかが私の疑問です。