
経理パートナーズコラム
「理想と現実」檜山(R6.11.22)

今年もあっという間に11月になりました。
時間がたつのは本当に早いものです。
先日、有給休暇を取って香川県に行ってきました。
旅行というよりは婚活をやっていて、交際中の相手が香川県に住んでいて
はじめてお会いするためです。
13年ぶりの旅行で良い空気を吸うことができて本当に良かったです。
交際は残念ながら終了となってしまいました。
私としては価値観が合わなかったのかなぁと思いました。
交際中のお相手は現在農業をやっているのですが、
コーヒーが大好きでゆくゆくはコーヒーショップを運営したいという夢を持っていました。
その実現のために
1年目はコーヒーショップでアルバイトをして
2年目はマネージャーとして会社を運営していきたい
という考えを持っていました。
そしてコーヒーショップを運営したら友達や家族、お客さんなどと楽しい話をしながら
生き生きとした毎日を送りたいということでした。
考え方は素晴らしいと感じましたが、
願望だけで夢が叶うほど甘いものではありません。
そこで私は、
「お金をコツコツと貯めていくことも必要だよ」
とお伝えしました。
そこで彼女は黙ってしまいました。
彼女からは
「あなたはコーヒーショップに行きますか?」
と聴かれたので
「私は行きません。」
とお答えしました。
彼女としては私と結婚した後の将来像が持てなかったのでしょう。
その気持ちはわかるのですが、
やりたいかやりたくないのではなくて、
「やるかやらないか」
ということを大切にしています。
「コーヒーショップをやりたい」と考えている人よりは
「コーヒーショップを何が何でもやるんだ」
という気持ちを持っている人の方が
その実現のためにやる内容も変わってきます。
いつまでにどこでどのお店を設けてどれだけの人員を雇ってどれだけの利益を上げて
会社とその従業員を養っていくのか?
開業までにかかるお金をいくら貯めなければならないのか?
真剣に考えます。
やりたいこと、したいことを持つのは各人の自由ではあるのですが、
今自分にできることは何なのかを真剣に考え、どうやって自分の花を咲かせていくのか
努力している姿の方が私は好きです。
冬の高校サッカー選手権も各都道府県の代表が決まりましたが、
彼らは
「国立のピッチに立つ」
「いつか日の丸を背負って、まだ見ぬ景色を見る」
という気持ちを持っています。
そういう気持ちがあるからこそ、日々の辛くなるような練習にも耐え、仲間と励ましあい、
試合では体を張ってプレーをしていくのです。
その姿に多くの人が感動して国立競技場で行われる決勝戦ではいつも多くのお客様が
足を運ぶのだと私は思います。
願望を現実のものとするための頑張りが大切です。