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2025/02/12 UPDATE

経理パートナーズコラム

「満たされた社会における欲望のアップデートは必要か?」尾島(R6.12.13)

作者:尾島

中小企業の社長や人事担当者の方々とお話をする機会が多いのですが、
このところ若い世代を中心にチャレンジしたりストレスを抱えてまで高待遇を得るよりも、
ほどほどに仕事をして一定の収入と自分の時間を確保できれば十分という思考の人が増加中とのこと。
残業はイヤだ、転勤はイヤだ、出世はイヤだ、などと枚挙に暇が無いようです。
当然ビジネスの世界では向上心が無く意識も低い人というネガティブなとらえ方をされることが多くなります。
何故。どうしてそういう考えになるのだろう?
こういう類の事をボーと考えるのが大好きな私は昼休みに横浜の海沿いの道を散歩しながら真剣に考えました。

その結果たどり着いた結論は以下の二点となりました
1、実は現代はとてつもなく豊かで便利な時代になっている。
2、満たされた社会における欲望のアップデートが行われていない。

100年前の一般人が海外旅行をする場合には人生を賭けるほどの決意と資金が必要でしたが、
現代は思いついたら10万以下でもお手軽に行けます。
PCやスマホも普及しているので家でも必要な情報は収集できます。
また余程の贅沢をしない限りは食べ物にも不自由することも無く日常の生活においては
ほぼ理想的な社会と言えます。
ある意味において日本人が古来良しとしてきた
「足るを知る心」
を持った人にとっては掛け値なく満足な世の中になっています。
そんな彼らを肯定的な視点でとらえると謙虚でいい子たちという見方もできるでしょう。
そういう人たちが現実に増えている中でどのように向かい合っていくのかについては
採用する側の発想の転換も必要な時を迎えているのかもしれません。

満足は社会的に善か悪か?
何事もバランスは大事なんでしょうがとても難しい問題だと思います。




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