経理パートナーズコラム
「AIに合わせる」西岡(R7.1.24)
近頃、AIという言葉を聞かない日はないですが、
私達の生活にも徐々に入り込んできています。
私が最近、驚いたのは、
昨年末に2年ぶりにメルカリに出品したのですが、
以前は自分で一から商品説明やセールスポイントなどの原稿を
作成しなくてはいけなかったのですが、今回は写真を撮っただけで、
AIが勝手に原稿を作ってくれて、自分はそこに加筆・修正を加えるのみだった事です。
さて、私達の人材ビジネス業界でも、簡単な派遣等の募集内容はAIが作成する時代
になってきているようです。
弊社でも昨年末から、新しい求人サイトにて、お仕事案件を掲載するようになったのですが、
原稿こそ、自分で作成するものの、その募集内容の応募条件に合った人材をAIが候補者として、
挙げてくれたり、募集原稿が法に反していないかをチェックしてくれます。
それはそれで有難いのですが、人間だと、普通に受け流してくれる所を流してくれない
というもどかさがあります。
例えば、経理経験者を求めている案件で、文章中に「未経験」というワードが出てくると、
文章の流れ等は一切考慮せず、
「経験者を求めているのに、未経験というワードが使われている」
というエラーが出たり、他の案件では
「原稿内に矛盾している内容があります」
というエラーが出たりするのですが、正直、何が矛盾しているのか説明がなく、よく分からない
といった具合です。
求人サイトの営業の人に質問してみるものの、
「自分達もAIがそもそもどういうロジックで候補者を挙げてたり、
エラーを出しているのかを教えられていない」
との事で、その人自身もエラーがなかなか解明できなかったりします。
もはや一つ一つのエラーの理由を解明していくのは、時間の無駄であって、
AIさんがエラーを出さないように、こちらが合わせていくしかないのかなとも思っています。
(合わせないと、募集内容を掲載してもらえない)
今後、AIとどう付き合っていくのか、なかなか難しい所はありますが、
喧嘩せず、仲良くやっていきたいですね。